島メモ

孤島ミステリは、無人島なのかそうでないのか、また洋館のあるものとそうでないものという風に分類される。つまり孤島モノというサブジャンルはかなり複合的なものなのだ。

 

因習の残る島の話題になると必ず横溝的な、という枕詞が使われるが、金田一もので島と言えば『獄門島』『悪霊島』くらい。島、と言うよりは閉鎖的な土地であることに皆反応しているようだ。だけど山間の村と島ではだいぶ違うと思うのだが。それだけ『獄門島』の印象が強いのか。

 

とまあ島と村は同じジャンルだという扱いを受けるわけだが、微妙にツボが違う気がする。

 

ところでおどろおどろしげな孤島が舞台の小説は大抵ミステリをやるが、別にミステリじゃなくてもいいのでは?

 

素朴な疑問。島モノを書く人はどんな準備をしているのか。先行作品はどれだけ読んでいるのか。まあ作品の目論見によって資料は違ってくるだろうが。そう言えば佐藤亜紀が『戦争の法』を書く際に独立モノの先行作品をかなり意識したそうで、例えば『吉里吉里人』も意識していたそうだが、このジャンルってそんなに作品あるの?