進捗メモ13

昨日の午前からの進捗は9000字です。予定の半分を下回ります。

今夜もまだ書く予定ですが非常にまずいです。

今書いているパートが思った以上に長くなっているのが原因です。物語は中盤で、別に大したものではないんですがちょっとした解決編みたいな場面で、ミステリで言えば犯人が自白しているような感じです。文庫で言えば10ページくらい話しているわけですが、長いですよね。で、その書き方と言うのも、笑いも特になく、元ネタにしている小説の文章を参考にしているわけでもないのに小めんどくさい文章で。削るべきか否か。

このパートであともう一つ明かさなければならない情報があってそれも面倒くさい。

物語をチープにする分書きやすくなるだろうと見込んでいたのですがどこでどう間違えたのか。と言うかこのままではチープ過ぎるから盛り込もうとした結果こうなっているわけですが。

で、既にこの原稿の弱点みたいなのも解ってきていて、それがテーマだと開き直ることもできるわけなのですが、それを察しろ、というラストの予定でしたがそれも何だかという気がしてきたので、言い訳を語り手に語ってもらうことにします。答案用紙に「単位をください」と書くようなものですが、まあこういう芸風(作品)なので。

今日は虚無の時間を過ごした後に書いたので、そのローテンションが語り手に転移している可能性が高いです。

ほとんど登場人物の組み合わせを変えた会話だけで成り立っているようなお話なのですが、これは設定上仕方ないとしても、そして組み合わせを用意するのも結構大変なのですが、それにしても失敗したという気持ちが強いです。色んな小説を読んでみましたが、たいてい場面の切り替えが早く、小回りが利いてます。加え、もう少し物語内の時間を長く設定できれば、と。そのためにはイベントをたくさん用意しなければなりませんが、今の設定では難しく、根本的な問題でした。

これもまた自分の欠点ですが、おそらく空間把握能力や地理感覚が低く、これがプロットを練るのが下手であったり時間の省略ができなかったり会話だけの小説になってしまう原因だという仮説をここで提示しておきます。点と点の移動しかできない。

キャラクターの組み合わせの問題で物語がいくらでも分岐するようなものを書いているんですが、今選択したルートが最善手ではなく、別のルートのほうがいいのではないかと思うようなことがしばしばあります。ドラえもんの一話風に言えば東京から大阪までは新幹線だろうが飛行機だろうがどんな交通手段を使ってもよく、結局ゴールにつきさえすればいい、という考え方で、その過程をどうするかということなのですが、やはり青春18と新幹線ではだいぶ違います。で、もはや戻れないところに来ているのでなんとか別のルートを否定する理屈をこねるのですが、これって多元宇宙的ですよね。可能世界がいくらでも存在し、今の原稿が必然だとは限らないという。ノベルゲーム的とかゲーム的リアリズムとか色々な言葉がありますが、強く実感します。

集中力が途切れて来て、衝撃の事実が発表されてもそれを聞いたキャラクターがどうリアクションするのかがよく解らなくなってきました。だからメタに逃げてしまうのですが。

ちなみに欠点ばかり頭に思い浮かびますが、昨日書いたこれまたオマージュ的場面は楽しく書けました。こういうのばっかりです。

変なシチュエーションが起こった際に人はどう動くか、そのシミュレートを読むのが好きですが、やはり簡単に書けるものではないですね。

 

 

法月さんが某作品の解説でその作品のネタ元であろうウェルズとチェスタトンの同名タイトルの某作を比較し、SFとミステリという方向性の違うものをメビウスの輪のように融合させたのがその作品だというようなことを言っていましたが、その作品ととても近いのが安部公房の『箱男』だという気がします。もっとも僕には『箱男』が結局何を言いたいのかが解っていないので適当ではあるんですが、最近「語り/騙り」についてよく考える(必要があるので考えているだけなのですが)とこの二作が頭に思い浮かびます。ただ恣意的と言うか必然的にと言うか自分の都合で思い浮かべているだけな気もします。

ところで先日読んだ『メタフィクションの思想』の最終章で、巽さんがポール・オースターと対談した際に安部公房からは影響を受けたのかと尋ねていました。安部公房でまともに読んだのが『箱男』と『砂の女』くらいしかありませんが、僕も何となく『箱男』はニューヨーク三部作っぽい気がしていました(オースターもたいして読んでいませんが)。オースターは確かアベコウボウ原作の映画を一本見たくらいだ、と答えていましたが、それはそれとして『箱男』や『ガラスの街』みたいな小説をもっと読みたいです。

 

 

最近お笑い第三世代のことをよく調べています。

ところでお笑い芸人はよく司会者になりますが、番組の構成と司会者という関係と、物語とキャラクターの関係の類似について午前中に色々考えたので時間があったらじっくり書きたいです。