進捗メモ11

またまた久々の更新。

今まで書いていた原稿が2万7千字くらいになったところで、その小説の自分なりに理解している弱点に耐えられなくなり、新しい小説を書き始めました。それが19日の月曜日。それから今日までの三日間で、初日7000字、昨日10500字、今日は3000字、と、今までのペースから考えれば驚異のスピードで書いています。我ながら書き終える詐欺だという気もするのですが、今度こそは、という気持ちでやってるので許してください。

まず今まで書いていた小説の弱点は何かというと、そもそも無から有を作り出すがごとき書き方をしていて、どういうことかと言いますと物語らしい物語がほぼなく、語り手が何もない退屈な日常からいちいち小さな幸せを見つけるようにしゃべる、という僕以外にはよくわからない説明になりましたが、以前の記事の言葉を使うととにかく記述の割合が大きい、ということです。その前に書いていたものよりもマシになってはいたのですが根本的な部分では変わっておらず。で、一応は小説全体を支える肝となるトリックというかガジェットがあったのですが、それが他の要素、例えばキャラクターや設定、シチュエーションとあまり結びついておらず、結果として物語に有機的な運動がほとんど発生せず、文章を書く際にもなかなか乗れませんでした。こればかりが原因でもないと思いますが。

で、そういうフラストレーションがマックスになった頃、とり・みきが昔メジャーになるために「ギャグ」ではなく「シチュエーションコメディ」漫画を描いていたという話を知り(「クルクルくりん」のことです。これはこの話を知った翌日に読みました)、僕も同じことをすればいいのではないかと夜にごろごろ転がっていたら2時間ほどで全体のプロットが完成したので、早速翌日から書き始めたというわけです。

計算してみたところそのネタでは6、7万字くらいはもたせられるはずで、それでも足りないのですが、だいぶ物語の比重が大きくなったようで、そのせいか書き進めるのがとても楽になりました。と言うかストーリー面であまり考えないで済むのはいいですね。前の原稿では先の展開が心配で筆が止まるということがよくあったので。

手垢にまみれた短編程度の大きさのネタを3、4つくっつけたような話なんですが、僕の読書体験ではその組み合わせでそういうくっつけ方をしたお話は触れたことがないのでセーフのはずです。一応SF的と言うかミステリ的なオチもありますが、まずはシチュエーションコメディなので、書き進められるだけのプログラミングができたという点で良かったです。

漫画家が新規連載を始めるにあたってキャラや設定作りに時間をかける理由がよく解りました。まあ去年の夏も同じ作業をしていたわけですが、今回はより切実に。

ほとんどゼロから作ったような話ですが中断したお話のキャラはほとんど流用しており、新キャラを二人くらい足した程度です。一人だけ削除した、幼馴染の負け犬ヒロインは性格を踏襲して別キャラに転生したのですが、まあほぼ別人で、彼女には申し訳ないなあと思います。もっとも彼女が原因で書き進められなくなったくらいなのでこれは当然の処置なのですけど、それも僕の責任なので。

で、今回のも併せて途中まで書いた小説は3つあり、それぞれで共通するモチーフがあるんですがああなるほどと我ながら納得しました。どういうことなのか人に伝える気持ちが一切ない文章ですね。

新たに書き直すといっても、昨日書いたものの一部は前の原稿からコピペしているので、今まで書いたものが完全に無駄だったとは思いたくないです。

今の不安は文字数のことで、あと1、2万字増やすには、面白い場面を足すか、大ネタから派生した話を考えて足すか、語り手をもっと饒舌にするか、キャラ同士の交流をもっと増やすか、キャラごとの見せ場を作るか、くらいしか思いつきません。どれがベストなんでしょう。

語り手の設定が一番大きく変更されました。作り物感の大きいもので、借り物、という感覚が強いおかげか書きやすいのですが、語尾表現のバラエティが貧困なのでそこが悩みです。参考になる本が今手元にないのが痛いです。

 

以上が原稿の話。あとは近況報告。

実家に帰省しました。いろいろと思うところはありますが省略します。

ネット関係でいろいろと思うところはありますが省略します。

先ほど関係者にしか配られなかったという伝説の某同人誌のPDFを動画化したものを読みました。全知全能なる仮想読者ならこれだけでどういうことか解ると思うのであえて説明しませんが、その同人誌を読んで感動しました。素晴らしかった。

先ほど「ウッチャンナンチャンウリナリ‼」という昔の番組の「もてないブラザーズ」の動画をすべて見ました。おまけでユーミンのミレニアムライブの動画も見ました。これも感動しました。松任谷正隆として生まれたかったと思いました。

 

23日から家族でスキー旅行に行きます。旅行中にどれだけ書けるかが勝負です。