2017年9月に読んだ本

9月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:6237
ナイス数:212

霧と雪 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)霧と雪 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)感想
言われているように前半は文意が読み取れなかったり状況が掴みづらくて苦労したが他のイネス作品でそうしょっちゅうあることでもないので、一人称小説という形式か訳が悪いんだと思う。今回は並立する多重推理。どれも小粒ながら面白いアイディアのものだと思う。ただ最終的な解決はいまいち。一応形式に無駄がないということでイネスへの信頼感が増したことは確かだけど。タイトルがうまいというのもよく解らない。オーソドックスな作品だった。
読了日:09月01日 著者:マイケル・イネス
プリンセス・ダイアリー 1 (河出文庫)プリンセス・ダイアリー 1 (河出文庫)感想
とてもキュンキュンしました!(女子中学生風の感想)……図書館のYAコーナーで女の子向けの本をと思って探したら真っ先に目に入った。おまけに訳が金原瑞人だから信頼もできる。面白かった。いかにもアメリカのティーンズ向けといった話。日本の小中学生も胸をときめかせて読むんでしょうか。魅力的なキャラクターに少女漫画的ともいえる王道のストーリーを拒む理由がない。笑いどころもたくさんある。ミアがこれからどうなるのか楽しみです\( ˙꒳​˙ \三/ ˙꒳​˙)/(女子中学生風の感想)
読了日:09月01日 著者:メグ・キャボット
時間のないホテル (創元海外SF叢書)時間のないホテル (創元海外SF叢書)感想
『ハイ・ライズ』『シャイニング』は読んでる。どちらも特別好みだというわけではないのでやはり本作もそこまで響かなかった。
読了日:09月02日 著者:ウィル・ワイルズ
骨董通りの幽霊省骨董通りの幽霊省感想
これまた図書館のYAコーナーで見つけた本。金原瑞人。切ないストーリーを吹き飛ばすユーモア、少年少女の心の通い合いだとかオカルトなネタを扱いつつサプライズもあったりと個人的な好みからいっても良作。海外のヤングアダルト小説良いな。
読了日:09月03日 著者:アレックス・シアラー
アララテのアプルビイ (KAWADE MYSTERY)アララテのアプルビイ (KAWADE MYSTERY)感想
大当たり。読みたかったイネスがここに。とんでもない筋書なのに登場人物たちが全然慌てないのがおかしいのは当然として、単体で取り出してみれば冒険小説でしかない作品がアプルビイシリーズで当たり前の顔をして居座っているという状況が最高に面白い。ユーモア、ナンセンス、オフビート。
読了日:09月04日 著者:マイクル・イネス
明日の狩りの詞の (星海社FICTIONS)明日の狩りの詞の (星海社FICTIONS)感想
民俗学、サバイバルなどの様々な文献を材料にして異星生物相手の狩猟に再構築する手腕は流石。そこに石川博品らしいボーイミーツガールやコメディを絡ませることで独特の作品になっている。世界設定の広がりやキャラクター配置から考えても一作で終わらせるのはもったいない。ただ、これで完成された感もあるのでそこは難しいところ。まあ期待してもこの系統の作品の続編を書きそうな作家ではないけど。と思いきや同人誌で続きを書きたいとか言ってるぞ!
読了日:09月05日 著者:石川 博品
少女への手紙 (平凡社ライブラリー)少女への手紙 (平凡社ライブラリー)感想
ご存知「ドジスン」であるところのルイス・キャロルによる書簡集、ただし少女宛の手紙限定。女の子たちはキャロルにどんな手紙を送っていたのか、気になる。
読了日:09月05日 著者:ルイス キャロル
地球平面委員会 (幻冬舎文庫)地球平面委員会 (幻冬舎文庫)感想
早すぎたハルヒという噂を聞いて。実際驚くほど似ていた。設定や話の展開、オチ。こういう時に時代的文脈っていうのが出てくるんでしょうか。ただまあ谷川流の方がこなれているしよく作り込んでいる。軽く楽しめるバカミスではあるので、裏表紙のあらすじを読むと宣伝が下手だなあとか思ってしまう。
読了日:09月06日 著者:浦賀 和宏
部活アンソロジー2 「春」 (ファミ通文庫)部活アンソロジー2 「春」 (ファミ通文庫)感想
野村美月】オーソドックス。少々強引な気はするけど。【日日日】この作者はやはり合わない。すべてを説明しようとする文章や主人公側と比べて明らかに書き込み量の少ないペラペラな悪役描写、等。【田尾典丈】ベッタベタ。【田口仙年堂】田尾と同じく物語を拒否するようで結局は横並びの物語におさまってしまう話。【岡本タクヤ】意外と面白かった。笑った。「自在に仮死状態になれる特異体質を持つ「一億三千万人の被害者」こと村井君」。【石川博品】お目当ての。ベスト。ファンタジーだけどやはり博品。ギャグは少なかった気がする。
読了日:09月07日 著者:野村美月,ほか
スラップスティック―または、もう孤独じゃない! (ハヤカワ文庫 SF 528)スラップスティック―または、もう孤独じゃない! (ハヤカワ文庫 SF 528)感想
小説をもっともポップに書こうとするとこうなる気がする。
読了日:09月08日 著者:カート・ヴォネガット
NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)感想
劣化した『名探偵の掟』みたいな話。確かに読んでいる途中に後々伏線になる発言を見て違和感を感じた。このネタを発掘したのはえらい。個々の短編でも、吝や六とんよりは笑えた(一応言っておきますと僕はybskも6も全然笑えませんでした)。色々とひどいけど真面目に書くよりはこっちに振り切った方がネタには合っている。けれどひどいことはひどい。心が虚無になった。
読了日:09月08日 著者:柾木 政宗
耳刈ネルリ拾遺耳刈ネルリ拾遺感想
ネルリがいたから楽しかった。ドジで、明るくて、優しくて。そんなネルリがみんな大好きだったから、これで耳刈ネルリの話はおしまい。
読了日:09月09日 著者:石川 博品
アイスクリームが溶けてしまう前に (家族のハロウィーンのための連作) (福音館の単行本)アイスクリームが溶けてしまう前に (家族のハロウィーンのための連作) (福音館の単行本)
読了日:09月11日 著者:小沢健二と日米恐怖学会
7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー (講談社ノベルス)7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー (講談社ノベルス)感想
【麻耶】メルカトルだとしか言えない。【山口】このアンソロジーでは一番波長が合った。【我孫子】SFで長編書けば面白そう。【有栖川】オーソドックス枠。【法月】これもオーソドックスなんだろうけど、うーん。【歌野】うーん。【綾辻】ニヤニヤできるのは確かだけど流石にやり過ぎでは。本当にネタがなかったんだろうな。
読了日:09月11日 著者:綾辻 行人,歌野 晶午,法月 綸太郎,有栖川 有栖,我孫子 武丸,山口 雅也,麻耶 雄嵩
文学ムック たべるのがおそい vol.1文学ムック たべるのがおそい vol.1感想
【今村夏子】やはりざわざわする。そしてこの作者は意識的にミステリ的プロットを採用しているという僕の説がまた補強された。【円城塔】難解な部分があまりなく楽しめるナンセンスだった。【藤野可織】初。ぞわぞわする。巧いと思う。【イ・シンジョ】設定に惹かれた。【西崎憲】この雑誌の平均値というか象徴というか代表というか。
読了日:09月14日 著者:穂村 弘,今村 夏子,ケリー ルース,円城 塔,大森 静佳,木下 龍也,日下 三蔵,佐藤 弓生,瀧井 朝世,米光 一成,藤野 可織,イ シンジョ,西崎 憲,堂園 昌彦,服部 真里子,平岡 直子
ロリータ (新潮文庫)ロリータ (新潮文庫)感想
感想は『ロリータ、ロリータ、ロリータ』を読んでから。
読了日:09月15日 著者:ウラジーミル ナボコフ
ロリータ、ロリータ、ロリータロリータ、ロリータ、ロリータ感想
『ロリータ』を読み終えて直後の認識は「よくわからないけどすごい」だったけど、本書のおかげで「とにかくすごかった」にまで高められた。
読了日:09月17日 著者:若島 正
連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集 (講談社文庫)連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集 (講談社文庫)
読了日:09月19日 著者:連城 三紀彦
アメリアメリ感想
ああいう雰囲気の映画をどうノベライズするのかという興味で読んでみた。なるほど映画でのナレーションをそのまま輸入して、全編語りの口調にしたのね。挿絵とも相まって、映画とはまた少し違った魅力を持つ大人向けのお洒落な童話のような出来に仕上がっている。今気づいたことだが、作者がイポリト!
読了日:09月19日 著者:イポリト ベルナール
樽【新訳版】 (創元推理文庫)樽【新訳版】 (創元推理文庫)感想
DOKUSHO-KAI NO KADAI-BON
読了日:09月21日 著者:F・W・クロフツ
邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)感想
再読、読書会。
読了日:09月23日 著者:鯨 統一郎

読書メーター

 

 9月は全然読めませんでした。

 原因は大体解るのですがだからと言って改善しようにもなく、たまにはこういう時期もあるかと納得するしかないです。読書スランプなんてものが永遠に続くはずもないのでそれはいいんですが、この調子だと今月もあまり読めなさそうで、そうすると読書に必要な筋肉が衰えて来月以降にまで尾が引きそうなのが怖いです。

 たぶん思いっきり面白い本ばかり読めば回復するとは思うんですが、なかなか、はい。頑張ります。